東証マザーズ上場のインターネット関連会社の株価を不正につり上げたとして2人が起訴された相場操縦事件で東京地検特捜部は27日、新たに58歳の男を金融商品取引法違反の罪で起訴しました。
起訴されたのは住所・職業不詳の佐戸康高被告(58)です。
東京地検特捜部によりますと佐戸被告は3年前、ほかに起訴された住所不定、無職の高橋利典被告(69)らとともに東証マザーズ上場で東京・港区のインターネット関連会社、「ストリーム」の株を大量に買い付けるなどして株価を不正につり上げたとして金融商品取引法違反の相場操縦の罪に問われています。
特捜部によりますと株の大量の買い付けは2月から7月までの間に、4回にわたって行われ、株価を410円から1510円まで上昇させて、不正な利益を得ていたということです。
この事件では佐戸被告や高橋被告ら3人が起訴されましたが逮捕された6人のうち、東京・港区の45歳の会社役員ら3人は不起訴になりました。特捜部は不起訴の理由を明らかにしていません。
-- NHK NEWS WEB