製薬メーカーの「小林製薬」は、かゆみ止めの液体塗り薬にカビが発生していたとして、ことし９月に新発売した商品、およそ１１万個を自主回収すると発表しました。
小林製薬が回収するのは、ことし９月に新商品として発売した、かゆみ止めの液体塗り薬「ラナケインＬ ロングボトル」です。
会社によりますと今月１４日に、購入した人から「ふたの部分に黒い点がある」という連絡を受けて調査したところ、薬を塗るためのスポンジ部分にカビが発生していることがわかったということで、回収の対象はおよそ１１万個にのぼります。
会社ではカビが発生した原因について調査中だとしていますが、今のところは健康被害などの報告は受けていないということです。
小林製薬は「お客さまに多大なるご迷惑をおかけしますことを深くおわび申し上げます」とコメントしています。
会社は対象商品を着払いで返品すれば、代金に相当するプリペイドカードを送るとしています。また２９日の午前９時から、専用の電話番号０１２０−５８８４−８６で問い合わせを受け付けるということです。
-- NHK NEWS WEB
