経営再建中の東芝は、IT関連やAI=人工知能関連の事業を手がける子会社で、およそ300人の人員削減を行うことを発表しました。
人員削減を行うのは、東芝の子会社の東芝デジタルソリューションズです。この会社は、IT関連の事業やAI=人工知能の開発などを手がけ、ことし7月に東芝本体から分かれて子会社となっていました。
東芝によりますと、グループ会社への転籍のほか、53歳以上で勤続10年以上の社員を対象にした早期退職者の募集でおよそ4500人の従業員のうちおよそ300人の削減を予定しています。
早期退職などには33億円の費用が見込まれますが、東芝では、人員削減を通じてコストを削減しあらゆるものがインターネットにつながるIoTの事業やAIの事業など成長が期待される分野に人員を集中させるとしています。
東芝では、おととし発覚した不正会計問題を受けて、おととし10月から去年4月までに半導体や家電、パソコンなどの部門で合わせておよそ3400人の人員削減を行っていて、今回はこれに続く人員削減となります。
-- NHK NEWS WEB