2020年東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会の理事会が開かれ、森会長は東京都が担う大会の重要なアクセス道路となる環状2号線の整備を急ぐよう改めて求めました。
組織委員会の理事会は29日午後、都内で開かれ、東京都議会出身の理事として新たに就任した最大会派、都民ファーストの会の小山有彦氏と第2会派の公明党の幹事長の東村邦浩氏の2人が初めて出席しました。
組織委員会の35人の理事のうち、これまで都議会出身は2人でしたが、従来から務める自民党の高島直樹氏に加え新たに3人に増えました。
これを受けて組織委員会の森会長は「新しいメンバーを歓迎する」としたうえで、「都議会の関係者にお願いしたいのは、環状2号線の問題と駐車場の問題だ。予定より1年半くらい遅れている。この問題が解決してすべてが成功すると思う」と述べ、東京・臨海部の選手村と競技会場を結ぶアクセス道路・環状2号線の整備などを急ぐよう改めて求めました。
29日の理事会では、先月まで都の副知事を務めた山本隆氏が、来月1日から副事務総長に就任することを決めたほか、聖火リレーの運営会社と開閉会式で演出や企画以外の業務を担当する制作会社として、いずれも大手広告会社の電通と優先して委託契約を結ぶことを決めました。
-- NHK NEWS WEB