サイバーセキュリティーの分野で世界最先端とされる中東イスラエルの企業による見本市が開かれ、あらゆるものがインターネットを通じてつながる「ＩｏＴ」をサイバー攻撃から守るための技術などが紹介されました。
３０日、東京都内で開かれた見本市には、イスラエルの企業２５社が参加し、あらゆるものがインターネットでつながる「ＩｏＴ」をサイバー攻撃から守る技術も展示されました。
このうちの１社は、自動制御や自動運転などＩｏＴの技術を活用した車は、サイバー攻撃によって外部から操作され事故に遭う危険性があるとして、攻撃から守るためのソフトウエアを開発しました。
また、世界有数のサイバー攻撃の能力を持つとされるイスラエル軍の出身者で作る会社は「ＩｏＴ」機器をつなぐ無線通信の安全性を高める技術を紹介していました。
会場には日本企業から多くの人が訪れ、それぞれの製品や技術について熱心に話を聞いていました。
訪れた企業関係者は「ＩｏＴに関連したセキュリティー技術でおもしろいアイデアが多い」とか「東京オリンピックに向けて、サイバー攻撃の増加が予想されるなか、イスラエルに学ぶことは多い」などと話していました。
主催した駐日イスラエル大使館のアサフ・マルコ上席商務官は「常に脅威にさらされるなかで培った、イスラエルの経験と技術を日本の企業も活用してほしい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB
