居酒屋の「白木屋」や「笑笑」を全国で展開している飲食チェーン大手「モンテローザ」が、仙台市内の繁華街で深夜0時をすぎてもアルバイト従業員に客引き行為をさせていたとして、法人としての会社と30代の担当社員が風俗営業法違反の疑いで書類送検されました。
書類送検されたのは「白木屋」や「笑笑」などおよそ2000店舗を全国で展開する飲食チェーン大手の「モンテローザ」と、仙台市内で店舗の管理を担当している38歳の男性社員です。
警察によりますと、ことし8月、モンテローザが仙台市内で運営する店舗で深夜0時をすぎてもアルバイト従業員に客引き行為をさせているという情報が一般の利用客から寄せられたということです。
警察が都内にある本社を捜索するなどして捜査を進めたところ、仙台市内で店舗の管理を担当している男性社員が、深夜0時から早朝6時までは客引き行為が禁止されていることをアルバイト従業員らに周知していなかったことがわかったということです。
調べに対し男性社員は「管理が不十分だった」などと話しているということで、警察は1日、法人としてのモンテローザとこの社員を風俗営業法違反の疑いで書類送検しました。
モンテローザは「警察の指摘を重く受け止め、再発防止のためさらなる指導を徹底して参ります」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB