神奈川県警は、事件現場で撮影された防犯カメラの画像を警備会社から提供してもらい、捜査に活用するシステムを1日から運用することになりました。
このシステムは、神奈川県警が民間の警備会社「綜合警備保障」の協力で実施するもので、1日、締結式が行われました。
強盗事件などが起きた際、警備会社が県内のコンビニエンスストアや事業所などに設置している防犯カメラに写った不審者などの画像を電子メールで直ちに警察に提供する仕組みです。提供される画像は、警備会社が防犯カメラを設置している事業者から事前に同意を得ているものにかぎり、現場に向かうパトカーや、警察官の携帯端末に事件発生から5分ほどで送ることができるということです。
神奈川県警通信指令課の飯島政則課長は「現場の警察官が犯人の人相や着衣をリアルタイムで把握することができ、迅速な検挙に非常に有効だと考えています。このシステムを活用し安全・安心につなげていきたいです」と話していました。
-- NHK NEWS WEB