静岡県の食品会社が委託製造した冷凍食品から病原性大腸菌、O157が検出され、およそ5万個の商品を自主回収することになりました。製造を委託されていたのは、先月、神奈川県で起きた集団食中毒の原因と見られる製品を作ったのと同じ静岡県のメーカーで、静岡県が原因の究明を急いでいます。
自主回収されるのは、静岡県沼津市の食品会社、米久が委託製造し、全国で販売している、冷凍食品の「ジューシーメンチカツ」と「クリーミィーコロッケ」です。米久によりますと、「ジューシーメンチカツ」を食べた人から腹痛の訴えがあり、保健所が調べたところ、商品からO157が検出されたということです。
この商品の製造を委託されていたのは、先月、神奈川県で起きたO157による集団食中毒の原因と見られる冷凍食品を作ったのと同じ静岡県沼津市の食品メーカーで、米久は、「ジューシーメンチカツ」と同じ製造ラインが使われた「クリーミィーコロッケ」も回収することを決めました。静岡県が、汚染のルートなど原因の究明を急いでいます。
対象の2商品は、合わせておよそ5万個がすでに流通しているということで、米久では「冷凍庫を確認し、見つけたら食べずに連絡してほしい」と呼びかけています。電話での問い合わせは米久お客様相談室で、平日の午前8時から午後5時まで受け付けていて、番号は0120−409−109です。
-- NHK NEWS WEB