宝くじの「ロト６」の当選番号を教えるなどとうそのメールを送り、男性から現金５０万円をだまし取ったとして男４人が逮捕され、警視庁はこのグループが同様の手口でおよそ３億円をだまし取っていたと見て調べています。
逮捕されたのは、東京・中央区の自称、会社役員、山田欣司容疑者（３５）など男４人です。
警視庁の調べによりますと、４人は先月、「過去の実績から『ロト６』の当選しやすい番号を事前に教えます」などとうそのメールを送り、連絡してきた島根県の６０代の男性から情報料の名目で５０万円を口座に振り込ませてだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。男性はこのほかにも２００万円を振り込んだということです。
これまでの調べによりますと、山田容疑者らは、みずからのホームページに誘導するリンクをつけたメールを不特定多数の人に送り、興味を持ってホームページに住所や電話番号を入力した人に電話をかけていたということです。拠点となっていた千葉県浦安市のマンションの１室からは、携帯電話２０数台などが押収されたということです。
警視庁は、４人を含めた十数人のグループがこの１年余りの間に同様の手口で１００人以上からおよそ３億円をだまし取っていたと見て調べています。
警視庁は捜査に支障があるとして、４人が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。
-- NHK NEWS WEB
