兵庫県の高速道路「舞鶴若狭自動車道」で、先月、全但バスの高速バスが降りる予定だったインターチェンジを通り過ぎ、およそ560メートルバックして戻っていたことがわかりました。警察は、道路交通法に違反する疑いがあるとして確認を進めています。
兵庫県養父市に本社がある全但バスによりますと、先月3日、丹波市内の舞鶴若狭自動車道の下り線を走っていた高速バスが、降りる予定だった春日インターチェンジを通り過ぎました。
52歳の運転手は乗客からの指摘でミスに気付き、およそ560メートルバックしてインターチェンジまで戻ったということです。
当時、車内には8人の乗客がいましたが、けがはありませんでした。
この1週間後にバス会社に匿名の電話があり、発覚したということで、会社の調査に対して運転手は「到着が遅れると困ると思い、パニックになった」と話しているということです。
全但バスは「あってはならないことで、社員教育を徹底して再発防止に努めたい」とコメントしています。
警察は道路交通法に違反する疑いがあるとして確認を進めていて、事実が確認され次第、運転手に反則切符を交付することにしています。
-- NHK NEWS WEB