ことし話題を集めた出来事をひな人形で表現する「変わり雛」の発表会がさいたま市で開かれ、パンダの赤ちゃんの「シャンシャン」や将棋の藤井聡太四段などの人形が披露されました。
さいたま市岩槻区にある老舗の人形メーカーでは、その年に話題を集めた出来事をひな人形として制作していて、ことしは、およそ2800通の応募の中から選ばれた5つのテーマの人形を披露しました。
最も応募が多かったのは、ことし6月に東京・上野動物園で生まれたジャイアントパンダの赤ちゃん、「シャンシャン」です。
親子3頭が仲良く並び、シャンシャンが母親のシンシンの足に乗って甘える様子が表現されています。
次いで多かったのが、将棋の最多連勝記録を30年ぶりに更新した中学3年生のプロ棋士、藤井聡太四段と、加藤一二三九段で、2人が対局する様子が表現されています。
このほか、いずれもことし現役を引退した女子フィギアスケートの浅田真央さんと女子ゴルフの宮里藍さんが並んだ人形などが披露されました。
人形メーカーの戸塚大介社長は、「ことしのひな人形は若い力や世代交代を表していると思います」と話していました。
-- NHK NEWS WEB