師走に入り寒さが厳しくなる中、アイスクリームのメーカーが5日、新商品を相次いで販売し、冬の熱いアイス商戦が繰り広げられています。
埼玉県深谷市に本社があり「ガリガリ君」で知られる「赤城乳業」は山梨県の銘菓「桔梗信玄餅」を製造する「桔梗屋」と共同で開発した新商品の販売を5日から全国で始めました。
餅と黒蜜、それにきな粉が入ったアイスで銘菓の味が片手で食べられるアイスバーで再現されています。
また、「ハーゲンダッツジャパン」もコンビニ最大手の「セブンーイレブン・ジャパン」と共同でカップではなく、コーン型の新商品を東京など一部の地域で5日から先行販売しています。
アイスクリームのメーカーによりますと、冬にアイスの新商品が相次ぐ背景には、「寒い冬に暖かい部屋でアイスを食べる」という習慣が定着したことや冷夏など天候によって売り上げの変動が大きい夏に比べ、冬は需要が安定していることなどがあるということです。
「赤城乳業」マーケティング部の萩原史雄部長は「アイスを食べる層は子どもだけではなく大人にも広がり、天候に左右されない冬はメーカーの努力で市場を拡大できる期間なので今後も開発を強化したい」と話しました。
-- NHK NEWS WEB