週明け4日のニューヨーク株式市場は、アメリカの税制改革が実現に一歩近づいたという受け止めから買い注文が広がり、ダウ平均株価は50ドル以上値上がりして最高値を更新しました。
4日のニューヨーク株式市場は、先週末にアメリカ議会上院が法人税率の大幅な引き下げを含む税制改革の法案を可決したことを受けて、幅広い銘柄に買い注文が集まりました。
ダウ平均株価は、一時300ドル以上値上がりして2万4534ドル4セントをつけ、取り引き時間中の最高値を更新しました。その後は売り注文も出ましたが、結局、ダウ平均株価は先週末より58ドル46セント高い2万4290ドル5セントで取り引きを終えて、終値でも最高値を更新しました。
市場関係者は「税制改革法案の成立には上院と下院の法案を一本化する必要があり、なおう余曲折が予想されるが、難航が予想された上院で可決されたことが投資家に好感された」と話しています。
-- NHK NEWS WEB