15日のニューヨーク株式市場はアメリカの金利の上昇を受けて、貸し出しによる利益の増加が期待できるとして、金融関連の銘柄に買い注文が集まり、ダウ平均株価は一時、取り引き時間中の最高値に迫りました。
15日のニューヨーク株式市場はトランプ次期大統領の経済政策への期待感を背景にした買い注文に加えて、アメリカの金利が上昇し、貸し出しによる利益の増加が期待できるとして、金融関連の銘柄に買い注文が集まりました。
このためダウ平均株価は一時、150ドル以上値上がりし、前日につけた取り引き時間中の最高値に迫りました。
その後は、当面の利益を確定するための売り注文も出て上げ幅は縮小し、ダウ平均株価は結局、前日より59ドル71セント高い、1万9852ドル24セントで取り引きを終えました。
市場関係者は「FRB=連邦準備制度理事会が前日に利上げを決定してから、アメリカの長期金利は、およそ2年3か月ぶりの高い水準まで上昇した。金利の上昇は借り入れコストが増え、企業の負担にもなるがトランプ次期大統領の政策への期待感が勝り、買い注文が優勢な状況が続いている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB