業務に使用すると偽って架空の会社名義で携帯電話販売店から480台のスマートフォンをだまし取ったとして、会社役員ら3人が逮捕され、警視庁は3人を含むグループが、1万2000台近くの携帯電話をだまし取り、売りさばいていたと見て調べています。
逮捕されたのは、東京・荒川区の会社役員、簑田隆司容疑者(54)ら3人です。警視庁によりますと、3人は平成25年から翌年にかけて、業務に使用すると偽って複数の架空の会社名義で携帯電話販売店と契約し、480台のスマートフォンをだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。
これまでの調べによりますと、3人はスマートフォンを携帯電話の買い取り業者に売りさばいていたということです。
警視庁は、3人を含むグループがこれまでに同様の手口で1万2000台近くの携帯電話をだまし取り、売りさばいていたと見て調べています。
また、簑田容疑者は暴力団員と関わりがあったということで、警視庁は暴力団の資金源になっていた疑いがあると見て捜査しています。
警視庁によりますと、調べに対し簑田容疑者ら2人は「あとで話します」などと供述して認否を留保し、もう1人は容疑を否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB