コンビニ最大手の「セブン−イレブン・ジャパン」は、温室効果ガスの削減を目指し太陽光と燃料電池で、必要な電力の20%余りを、みずから賄うことができる新しい店舗をオープンすることになりました。
この店舗は、「セブンーイレブン・ジャパン」が、東京・千代田区にある店舗を改装し、7日オープンします。
この店では、ビルの中の店舗でも太陽光で発電できるよう入り口部分の地面に、太陽光パネルが埋め込まれているほか、水素と酸素の化学反応で発電する燃料電池が設置され、一般的な店舗が1年間で使う電力のおよそ24%を賄えるとしています。
また従業員が働きやすい環境を整えようと店内のすべての陳列棚をスライド式にして、商品を並べやすくしたほか、客が商品を取り出したあと棚にある次の商品が自動的に手前に出て来るようにして、商品を並べ直す作業が減るよう工夫されています。
さらにレジのカウンターでは、袋詰めをしやすくするため体をかがめることなく立ったまま袋を取り出すことができる設備も導入されています。
会社側によりますと、商品の陳列や袋詰めなどにかかる時間を、従来と比べて1日当たり延べ5時間ほど削減できるということです。
セブンーイレブン・ジャパンの古屋一樹社長は、「全国に、およそ2万店を展開する企業として、環境への負荷を減らすことに責任を感じている。環境にも人にも優しい店として、全国に展開していきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB