長崎県諫早市でスナックの客に睡眠薬を入れた酒を飲ませてこん睡状態にし所持金を奪ったうえ、おう吐したものをのどに詰まらせて死亡させたとして、17歳の少女を含む5人が強盗致死の疑いで逮捕されました。飲ませたのは、短時間で作用する効果の強い睡眠薬だった可能性があるということで、警察は入手先を調べています。捜査関係者によりますと5人のうち実質的な経営者の男は、容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは長崎県諫早市天満町にあるスナックの実質的な経営者、中野稚也容疑者(27)やアルバイトの17歳の少女を含む男女合わせて5人です。
警察によりますと、5人はことし4月、スナックに客として来ていた37歳の会社員の男性に睡眠薬を入れた酒を飲ませてこん睡状態にし、現金およそ4万円を奪ったうえ、おう吐したものをのどに詰まらせて窒息死させたとして、強盗致死の疑いが持たれています。
死亡した男性から睡眠薬の成分が検出されたほか、別の客から身におぼえのない代金を請求されたという相談が相次いだことから捜査を進めた結果、6日、5人を逮捕したということです。
これまでの調べによりますと、男性が飲まされたのは、短時間で作用する効果の強い睡眠薬だった可能性があるということで、警察は入手先の特定などを進めるとともに、ほかにも同じような方法でスナックの客から現金を奪っていた疑いがあると見て調べています。
捜査関係者によりますと、中野容疑者は容疑を否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB