この年末年始海外旅行に出かける人は、連休を長く取りやすい曜日の並びやボーナスの増加を背景に、昭和44年の調査開始以来初めて70万人を超え、過去最高となるという見通しがまとまりました。
旅行会社最大手の「JTB」は、航空会社の予約状況などを基に、今月23日から来月3日までの間に旅行に出かける人数の見通しをまとめました。
それによりますと、この年末年始に海外旅行に出かける人は、1年前より2.8%多い70万4000人と昭和44年に調査を始めて以来初めて70万人を超え、過去最高になる見通しです。
また国内旅行に出かける人は、0.9%多い2957万人を見込んでいます。これは年末年始の休みを、今月29日から来月8日までに設定する企業もあるなど10連休以上の長い休みを取りやすい曜日の並びになっていることそれに中小企業を含めた冬のボーナスの額がプラスに転じることが背景にあるということです。
ただ消費者の節約志向は根強く、海外旅行には、LCC=格安航空会社を利用したり、行き先として比較的距離が近いオーストラリアやアジアを選ぶ人が増える見通しです。出発のピークは、海外旅行が、今月29日と30日それに来月2日と3日、国内旅行が今月30日と来月1日になる見通しだということです。
-- NHK NEWS WEB