アサヒビールは、ヨーロッパや南米などでワインの原料となるブドウの不作が続いている影響で、来年4月から一部のワインの出荷価格を平均でおよそ5%値上げすると発表しました。
発表によりますと、アサヒビールは、輸入ワインと海外のブドウを使った国産ワインのうち、15種類のブランドの合わせて87の商品について、来年4月1日から出荷価格を値上げします。
値上げの幅は、主力のチリ産のワインで、現在の630円から660円に30円値上げするなど平均でおよそ5%になるということです。
今回の値上げは、ここ数年、ヨーロッパや南米などでワインの原料となるブドウの不作が続き、価格が上昇しているためで、アサヒビールの値上げは、輸入ワインが2年半ぶり、国産ワインが3年ぶりです。
アルコール飲料では、大手ビールメーカー4社が物流コストの上昇を理由に、瓶ビールや飲食店向けのたる詰めのビールなどを来年3月から4月にかけて相次いで値上げする予定です。
-- NHK NEWS WEB