コンサートのチケットの売買を仲介する、いわゆる転売サイトを運営するIT大手のミクシィの子会社が、大手芸能プロダクション「ジャニーズ事務所」の商標を不正に使用した疑いで捜索を受けていたことが捜査関係者への取材でわかりました。この子会社は、7日から転売サイトでのチケットの出品などを停止しています。
警察の捜索を受けたのは、「ミクシィ」の子会社で、チケットの転売サイト、「チケットキャンプ」を運営する「フンザ」です。
捜査関係者によりますと、この子会社は、転売サイトとは別に、ジャニーズ事務所に所属するアイドルのコンサートの日程などの情報をまとめて掲載する「ジャニーズ通信」というサイトを運営していますが、この中でジャニーズ事務所の商標を不正に使用したとして、商標法違反と不正競争防止法違反の疑いが持たれています。
「ジャニーズ通信」では、アイドルのテレビの出演予定など詳細な情報が掲載され、利用者にジャニーズの公式サイトと混同されるおそれがあるということです。
子会社は、警察の捜索を受け、7日から転売サイトでのチケットの出品や購入の受け付けなどを停止しています。
ミクシィは「ジャニーズ通信」について、「現在コメントすることはありません」としています。
-- NHK NEWS WEB