今シーズンで現役を引退した女子ゴルフの宮里藍さんが引退してから初めてイベントに出席し、日本ゴルフ協会が就任を要請することに決めている東京オリンピック日本代表女子のコーチについて「選手としてのスキルはあるがコーチングのスキルはない。光栄な話だが、慎重に考えたい」と話しました。
宮里さんは、ことし9月のフランスでの大会を最後に現役を引退していて、7日は千葉県成田市で行われた用具メーカーのイベントに引退後初めて出席しました。
宮里さんは、ショートホールのティーグラウンドで、参加したファンの目の前でティーショットを打ったり、写真撮影に応じたりしていました。
また兄の聖志選手と優作選手と一緒にトークショーに出演した宮里さんは、現役時代でいちばん達成感を得た瞬間として、2009年のアメリカツアーでの初優勝をあげていました。そのあと報道陣の取材に応じた宮里さんは「最後の大会がきのうのことのようで、あっという間だった。期間限定だがゆっくりできているし、自分の時間を楽しんでいる」と話しました。
そのうえで、日本ゴルフ協会が、宮里さんに東京オリンピック日本代表の女子のコーチへの就任を要請することを決めていることについて「選手としてのスキルはあるが、コーチングのスキルはない。光栄な話だが、慎重に考えたい」と話しました。
-- NHK NEWS WEB