若者の車離れなどで国内市場の低迷が続くなか、大手自動車メーカーでは急速に普及しているカーシェアリングの事業に参入して、新たな需要を掘り起こそうという動きが相次いでいます。
カーシェアリングは商業施設や住宅街の駐車場などにある車を複数の人が共同で利用するサービスで、日産自動車は来月15日から事業に参入すると発表しました。まずは首都圏と近畿、東海の9の都府県の販売店など、およそ30か所でサービスを始め、最新の電気自動車などを15分200円から利用できるようにします。
カーシェアリングは、車を所有せず、駐車場代や保険料などの維持費がかからないため、新しい車の使い方として急速に普及していて、利用者は全国で100万人を超えています。
日産としては、利用が拡大しているカーシェアリングで、若い世代を中心に車の使いやすさや乗り心地などを体験してもらい、販売の増加につなげたいとしています。
国内市場は若者の車離れなどで低迷が続いていますが、大手自動車メーカーでは、ホンダもカーシェアリングに参入していて、新たな需要を掘り起こそうという動きが相次いでいます。
-- NHK NEWS WEB