省エネや地球温暖化対策について考えるきっかけにしようと、首都圏の1都3県で大手コーヒーチェーンの店舗や観光スポットの照明を一斉に消す取り組みが行われました。
この取り組みは、11日が温室効果ガスの排出の削減を先進国に義務づけた京都議定書が採択されて20年になるのに合わせて大手コーヒーチェーンのスターバックスと東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県などが企画したものです。
取り組みにはこの1都3県にあるスターバックスの481の店舗と各地の観光スポットなど32の施設が参加し、このうち横浜市のみなとみらい地区では、店舗のほか遊園地の観覧車や高層ビルなどの施設で午後7時20分すぎから次々と照明が消されました。
店内の消灯は40分間続けられましたが、事前にランタンが配られていて利用客はふだんとは違った風景を眺めながらコーヒーを飲んだり写真を撮ったりしていました。
利用客の40代の男性は「ふだんはあって当たり前の電気のありがたみを感じました」と話していました。また、20代の女性は「ランタンがあるので思ったより暗くなく、ロマンチックな雰囲気だと思いました。電気をつけっぱなしにしないよう気をつけようと思いました」と話していました。
-- NHK NEWS WEB