中国の先月の新車の販売台数は去年の同じ月に比べて1%未満の小幅な伸びにとどまり、業界団体はことしの販売目標は達成できないという見通しを明らかにしました。
中国自動車工業協会の発表によりますと、中国国内で先月販売された新車の台数は295万7600台で去年の同じ月に比べて0.7%の小幅な伸びにとどまりました。
中国ではことし1月、景気対策として行われてきた小型車への減税が縮小されたため、その直前にあたる去年のこの時期は駆け込み需要で販売が伸びていました。
先月の販売台数はその反動で伸び悩んだ形で、記者会見した中国自動車工業協会の担当者は「ことしの販売台数の伸び率は4%に届かないだろう」と述べ業界が掲げてきた年間5%の増加という目標は達成できないという見通しを明らかにしました。
一方、日系メーカーの販売台数は、トヨタ自動車が主力のセダンを新しいモデルに入れ替える時期と重なったことから、去年の同じ月を1.3%下回ったものの、そのほかのメーカーは販売台数が最も多い日産自動車が21.8%、ホンダやマツダも10%以上増加しました。
-- NHK NEWS WEB