後を絶たない振り込め詐欺の被害を防ごうと、大手銀行の間で、一定の期間、振り込みをしていない高齢者を対象にATM=現金自動預け払い機での振り込みを制限する対策が広がっています。
このうち、りそな銀行は来月20日から、70歳以上で、過去3年間、ATMでキャッシュカードによる振り込みを行っていない人を対象に、ATMによる振り込みを一定の額に制限する振り込め詐欺対策をとると発表しました。
銀行の窓口やインターネットバンキングでの振り込みは制限しませんが、ATMについては、コンビニエンスストアなど、提携先のATMも対象になるということです。
大手銀行の間では三井住友銀行とみずほ銀行も、ことし10月以降、同じような振り込み制限を段階的に進めているほか、三菱東京UFJ銀行も、年度内に導入するとしています。
こうした対策は地方銀行や信用金庫でも導入が進んでいて、後を絶たない振り込め詐欺の防止にどこまでつながるかが注目されます。
-- NHK NEWS WEB