安倍総理大臣とロシアのプーチン大統領との2日目の日ロ首脳会談が、午後2時前から行われ、先ほど終了しました。安倍総理大臣は会談の冒頭、日ロ関係は最も可能性を秘めた2国間関係だという認識を示しました。
安倍総理大臣とロシアのプーチン大統領との2日目の日ロ首脳会談は、総理大臣官邸で、午後2時前から行われ、先ほど終了しました。
首脳会談には、日本側から岸田外務大臣や世耕・ロシア経済分野協力担当大臣、ロシア側からラブロフ外相やシュワロフ第1副首相が同席しているほか、日ロ双方の企業関係者らおよそ60人が出席し、昼食をとりながら意見を交わしました。
会談の冒頭、安倍総理大臣は「私は従来から、日ロ関係を最も可能性を秘めた2国間関係と表現してきた。日ロ関係の潜在力を発揮することが、両国の首脳の責務と感じ、8項目の協力プランを提示した。プランはロシア国民も恩恵を受けるもので、このプランに基づく経済関係は、さらに具体化していく」と述べました。
これに対し、プーチン大統領は「シンゾウをはじめ日本側の皆様に温かい雰囲気を作って頂いたことに感謝したい。ロシアと日本の間の本格的なパートナーシップ関係の構成は経済分野での協力によると確信している」と応じました。
会談では、安倍総理大臣が提案した8項目の経済協力プランに基づいて、双方の政府間や企業間での合意内容を確認したものと見られます。
安倍総理大臣とプーチン大統領は、この後、合意文書の交換式に立ち会うほか、共同記者会見に臨み、2日間にわたった会談の成果を発表することにしています。
-- NHK NEWS WEB