宇宙をテーマにした国内初のテーマパークとして26年前にオープンした北九州市の「スペースワールド」が、来年の12月末に閉園することになりました。
スペースワールドは、宇宙をテーマにした国内初のテーマパークとして平成2年に北九州市の製鉄会社の工場跡地にオープンし、当初、観光の拠点として期待を集めました。
しかし、景気の低迷やレジャーの多様化で入場者は平成9年度の216万人をピークに減少傾向となり、平成17年には民事再生法の適用を申請しました。その後、リゾート施設の運営を手がける札幌市の「加森観光」が経営を引き継いだものの入場者数は伸び悩み、来年12月末で閉園することになりました。
閉園の方針は、地元の北九州市にすでに伝えられていたほか、運営会社のホームページでも16日、公表されました。スペースワールドをめぐっては先月、およそ5000匹の死んだ魚を氷に埋め込んで作ったスケートリンクが「命を粗末にしている」などと批判を受け、スケートリンクの営業を中止しています。
閉園を決めたことについて、加森観光は「担当者がいないのでコメントできない」としています。
-- NHK NEWS WEB