宅配大手の「佐川急便」を運営する「SGホールディングス」が13日、東京証券取引所に株式を上場しました。最初についた価格、初値をもとにした時価総額は6000億円を超え、ことし最大の上場となりました。
宅配大手の「佐川急便」を傘下に持つ持ち株会社「SGホールディングス」は13日、東京証券取引所1部に株式を上場し、栗和田榮一会長らが鐘を打って上場を祝いました。
初めての取り引きでは、多くの投資家から買い注文が集まり、初値(最初についた価格)は、売り出し価格より280円高い1900円となりました。
初値をもとに計算した時価総額は6083億円となり、ことし最大の上場となりました。
「SGホールディングス」は、ことし3月期の売り上げが9303億円で、「佐川急便」の昨年度1年間の宅配便の配達個数は12億個余りと「ヤマト運輸」に次ぐ業界2位となっています。
会社は上場で得た資金を東京・江東区で建設を予定している大型の物流センターの費用に充てるほか、人手不足が深刻化する中、上場で知名度を高め人材の確保につなげたいとしています。
-- NHK NEWS WEB