IT大手の楽天が、大手3社で約9割のシェアを占める携帯電話市場に挑む決断を下しました。格安スマホ各社の登場が一石を投じたとはいえ、3社による寡占状態が料金の高止まりにつながっているとも指摘される国内市場。新たな参入は、携帯料金の引き下げにつながるのでしょうか?
Q:楽天が携帯電話に参入するというニュースですけど、いまでも格安スマホやってますよね。何が違うのかな?
A:いま手がけているのは確かに楽天のブランドだけど、携帯電話の回線網はNTTドコモから借りる形で行っているの。
今回、楽天は近く国が新たに開放する電波を割り当ててもらった上で、基地局など自前のインフラを整備する方針を明らかにしたの。
つまり、これまでの借り物ではなく、大手3社と同じ土俵に立つ“4つめの携帯電話会社”になって、競争に挑むことを決めたというわけ。新たな参入は、10年前のイー・モバイル(その後ソフトバンク系のワイモバイルに)以来のことよ。
-- NHK NEWS WEB