文具が好きな女性を主な対象に、アイデアを凝らした商品を一堂に集めて展示・販売する「文具女子博」が、15日から東京都内で行われます。
このイベントは文具が好きな女性を“文具女子”と名付け、工夫を凝らした文具の魅力を知ってもらおうと、大手の出版取り次ぎ会社が初めて開きます。
会場には文具メーカーや小売店など82社がブースを設け、合わせておよそ2万5000種類の商品を試したり購入したりすることができます。
このうち、花びらや葉の形をしたメモは、「ことばを優しく包み込む」というコンセプトで、熱に弱いトレーシングペーパーの特性を生かして手のひらに乗せると体温に反応して内側にゆっくりと丸まるようになっています。
また、先月発売されたリップクリームの形をした付箋は、女性がポーチやポケットに入れて手軽に持ち運べるようにと開発されました。
会場にはこのほか、オリジナルのノートや蛍光ペンなどを自分で作れるコーナーも用意されています。
主催者によりますと、企業が経費の削減で文具の支給を減らす中で、こだわりを持った商品を買う女性が増えているということで、こうした“文具女子”にターゲットを絞った商品の開発が進められているということです。
イベントを主催した日本出版販売の野武祐三子さんは「文具好きな女性は多いのに、たくさんの商品を見て直接作り手と話して購入できるイベントはありませんでした。このイベントを通じて、文具の奥深さを知ってほしい」と話していました。
この「文具女子博」は、15日から17日まで、東京 大田区の東京流通センターで開かれます。
-- NHK NEWS WEB