13日のニューヨーク株式市場は、FRB=連邦準備制度理事会がアメリカ経済は緩やかな拡大が続くという見通しを示したことなどを受けて買い注文が出て、ダウ平均株価は4営業日続けて最高値を更新しました。
13日のニューヨーク株式市場は、FRBが金融政策を決める会合の終了後に公表した資料で、アメリカの経済成長率の見通しを引き上げたことなどを受けて、幅広い銘柄に買い注文が広がりました。
このためダウ平均株価は、一時、160ドル以上値上がりして取り引き時間中の最高値を更新しました。その後は売り注文も出て、ダウ平均株価の終値は前日より80ドル63セント高い2万4585ドル43セントとなり、4営業日続けて最高値を更新しました。
一方、ニューヨーク外国為替市場は、来年以降も利上げのペースは緩やかになるというFRBの想定が示され、低金利が続くとの見方からドルを売って円を買う動きが出て、円相場は、一時1ドル=112円台半ばに値上がりしました。
市場関係者は「多くの投資家はFRBがことし6月以来の利上げを決めることを織り込んでいた。しかし、一部の投資家は来年の利上げのペースは速まると予想していたため、ドルを売る動きが見られた」と話しています。
-- NHK NEWS WEB