AR=と呼ばれるIT技術を活用し、年賀状にスマートフォンをかざすと動画が再生される「動く年賀状」が開発され、15日から松江市で販売されます。
「動く年賀状」は、松江市と日本郵便やITサービス会社「日本ユニシス」などが共同で開発したもので、松江歴史館の館内に設置された専用のロボットに取り付けられたカメラを使い、誰でも作ることができます。
利用者がこのカメラで思い思いに写真と動画の両方を撮影すると、写真だけが印刷された年賀状がプリントアウトされます。
この年賀状には一緒に撮影した動画の情報も記録され、スマートフォンをかざすと画面上に動画が再生される仕組みで、AR=拡張現実と呼ばれるIT技術が活用されています。
「動く年賀状」は15日から来年1月3日まで、2枚1組500円で販売される予定で、開発に参加した松江市の松浦市長は「年賀状以外にも季節の便りなどさまざまな活用方法が考えられる。まずは今回、多くの人に体験してもらい松江の魅力を発信してほしい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB