DVDレンタルや書籍などを販売する「TSUTAYA」を展開しているカルチュア・コンビニエンス・クラブは、子会社を通じてファッション雑誌を出版する主婦の友社を買収したと発表しました。
発表によりますと、「TSUTAYA」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブは、子会社を通じて主婦の友社の99%以上の株式を所有する印刷大手の大日本印刷から、15日付けで株式をすべて取得して、グループ傘下に収めました。
主婦の友社は、およそ100年前の大正5年に出版事業を始めたしにせ出版社です。女性誌の草分け的な存在で、社名の由来となった雑誌「主婦の友」は、平成20年に休刊し、現在はファッション誌などを出版していますが業績の低迷が続いていました。
一方、カルチュア・コンビニエンス・クラブは今回の買収を通じて、雑誌などの編集機能を生かして、需要にあった書籍づくりを進めるほか、電子書籍の配信などを行うとしています。
カルチュア・コンビニエンス・クラブは、ことし3月にもアニメ雑誌などを出版する徳間書店も傘下に収めていて、ネット通販との販売競争が激しくなる中、自社のコンテンツを強化する戦略を進めています。
-- NHK NEWS WEB