国土交通省は、近畿圏の高速道路の料金体系について、走行距離に応じた料金体系に統一する方針を示し、阪神高速道路では、おおむね10キロまでは値下げとなる一方、15キロより長い距離では値上げとなる見通しです。
国土交通省は16日に開いた社会資本整備審議会の部会で、阪神高速道路や近畿自動車道など近畿圏の高速道路の料金について、走行距離に応じた体系に統一する方針を示しました。
このうち「阪神高速道路」の料金は、ETCを搭載した普通車の場合、現在、510円~930円の5段階となっていますが、これを、300円~1300円の間で走行距離に応じた料金体系に改めるとしています。
これにより阪神高速道路では、おおむね10キロまでは今と比べて値下げとなる一方、15キロより長い距離では値上げとなる見通しです。
また、現在均一料金となっている「近畿自動車道」や「阪和自動車道」などについても、走行距離に応じた料金体系を導入するとしています。
この方針を受けて各高速道路会社は、新たな料金の具体案をまとめることにしていて、関係自治体の同意などを得たうえで来年度の早い時期に導入する予定です。
-- NHK NEWS WEB