東京・世田谷区の住宅で一家4人が殺害された事件からまもなく17年になるのを前に、現場の近くで遺族や地元の人による集会が開かれ、事件解決に向けた情報提供が呼びかけられました。
平成12年の大みそか、東京・世田谷区の住宅で会社員の宮沢みきおさん(当時44)の家族4人が殺害されているのが見つかった事件は、まもなく発生から17年となりますが、未解決のままです。
16日、事件現場の近くにある集会所に遺族や地元の人などおよそ100人が集まり、現場に残された遺留品などについて書かれた資料が配られ改めて情報提供が呼びかけられました。
また、会場では、みきおさんが撮影した家族の写真が映し出され、集まった人たちは次々と献花台に花を手向けていました。
集会のあと宮沢さんの母親の節子さん(86)は「子守をしていた孫たちのことを思い出すと今でもつらく耐えられない。なぜこんな事件が起きたのかただそれだけを知りたく、17年がたとうとする今犯人には自首してほしい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB