東京オリンピック・パラリンピックの会場として東京・江東区に建設中の競技場が、大会後に取り壊される仮設施設にもかかわらず、整備費が恒久施設並みの250億円余りに上っていることについて、都議会の各会派からは高すぎるという指摘も出ていて、今後、議論される見通しです。
東京オリンピック・パラリンピックで体操やボッチャなどの会場になる東京・江東区の「有明体操競技場」は、大会後に取り壊される仮設施設として先月から建設工事が進められています。
東京都によりますと、この施設の現時点の整備費は、恒久施設並みの253億円に上り、このうち193億円は都が負担する計画で、残りの60億円の多くも都の負担になる可能性があるということです。
都は、大会のあとも10年程度、中小企業向けの展示場として活用する方針を示し、理解を得たい考えですが、都議会の各会派からは、「整備費が高すぎる」、「10年以上活用すべきだ」といった指摘も出ていて、今後、議論される見通しです。
-- NHK NEWS WEB