全国有数の南天の産地、岐阜県郡上市で縁起物として重宝されている「南天まつり」が開かれ、朝から大勢の人でにぎわっていました。
岐阜県郡上市では94軒の農家が南天を栽培していて、実のついた枝の出荷量は国内の80%近くを占めています。
会場の郡上八幡旧庁舎記念館では南天だけでなく、直径25センチほどの「南天玉」やクリスマスリースなども販売されていて、朝から大勢の観光客などが訪れ、品定めをしては買い求めていました。
南天は「難を転じる」と言われているほか、飾っているうちに赤から黒に色が変わることから赤字から黒字になる縁起物として重宝されています。
富山市の40代の女性は「会社の繁盛を願って南天玉を買いました。これで黒字が増えれば」と話していました。
郡上八幡南天生産組合の武藤義光組合長は「多くの人に来てもらい来年がいい年になればと思います」と話していました。
-- NHK NEWS WEB