東京・世田谷区の住宅で、会社員の一家4人が殺害された事件からまもなく17年になるのを前に、警視庁は犯人が現場に残したトレーナーの情報が記されたチラシを現場近くの駅で配って情報提供を呼びかけました。
この事件は、平成12年の大みそかに世田谷区上祖師谷の住宅で、会社員の宮沢みきおさん(当時44)、妻の泰子さん(当時41)、長女で小学2年生だったにいなちゃん(当時8)、それに長男の礼くん(当時6)の4人が殺害されているのが見つかったものです。
事件は未解決のまま、発生からまもなく17年になるのを前に、17日は警視庁の捜査員などおよそ40人が、現場に近い小田急・小田原線の成城学園前駅など3つの駅で、チラシを配って情報提供を呼びかけました。
チラシには、犯人が宮沢さんの家に脱ぎ捨てていった「ラグランシャツ」と呼ばれるトレーナーの特徴が記されています。
トレーナーは大きさがLサイズで、色が薄い灰色、袖の部分は薄紫色になっていて、全国で130着販売され、このうち都内では10着と少なく、警視庁が改めて情報提供を求めています。
警視庁の上野洋明捜査1課長は「犯人は必ず検挙するので、積極的に情報提供をお願いしたい」と話していました。
情報の提供先は成城警察署の捜査本部で、電話番号は03−3482−0110です。
-- NHK NEWS WEB