埼玉県杉戸町にある会社で、空気を放出する電動コンプレッサーを使って会社員の男性の体内に空気を注入する暴行を加えて死亡させたとして、同僚2人が傷害致死の疑いで警察に逮捕されました。調べに対し「空気を顔や尻にかけてふざけていた」と供述しているということです。
逮捕されたのは、いずれも埼玉県杉戸町にある産業廃棄物処理会社の社員で、埼玉県加須市に住む神崎利宏容疑者(47)と、千葉県松戸市に住むペルー国籍のビヤビセンシオ・ナカモト・トミー・ジョエル容疑者(36)です。
警察の調べによりますと、2人は16日、勤務先の産業廃棄物処理会社で空気を放出する電動コンプレッサーを使って同僚の小口義之さん(44)の体内に空気を注入する暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死の疑いが持たれています。
警察によりますと、小口さんは空気を注入されたあと近くの病院に搬送されましたが、およそ6時間後に死亡しました。
この電動コンプレッサーは、ふだんは重機のほこりを取り除く際などに使っていたということで、調べに対し2人は容疑を認めたうえで、「空気を顔や尻にかけてふざけていた」と、供述しているということです。
-- NHK NEWS WEB