外食チェーンを展開する「大戸屋ホールディングス」は、直営店の半数以上で、今月31日のおおみそかと来年の元日を休みとすることになりました。人手不足の中、働きやすい環境を作り人材確保につなげることが狙いだとしています。
発表によりますと、定食屋チェーン「大戸屋」は全国146の直営店のうち半数以上に当たるおよそ80店舗について、今月31日のおおみそかと来月1日の元日の2日間を休業日にするということです。
また、フランチャイズで営業している208店舗についても、同じく休業日にするよう働きかけるとしています。
この会社では、オフィス街にある店舗などでは年末年始は利用客が少ないこともあり、これまでも元日を中心に休みとしてきましたが、人手不足の中で社員やアルバイトを確保するためには働きやすい環境を作る必要があるとして、年末年始を休みとする店舗を増やすことにしたということです。
大戸屋ホールディングスの窪田健一社長は記者会見で「人手不足の中、年末年始に通常よりも高めの賃金を支払って無理して営業を続けるよりも、従業員のワークライフバランスを整えていきたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB