日ロ首脳会談に合わせて、日本とロシアの経済団体が経済協力などを話し合う「日ロビジネス対話」が東京で開かれ、両政府が合意を目指すエネルギー分野など8項目の経済協力プランの進め方などをめぐって意見を交わしています。
「日ロビジネス対話」には、日本とロシアから900人を超える企業関係者が参加し、両政府が検討を進めている極東地域の産業振興やエネルギー開発など8項目の経済協力プランについて、それぞれの分科会に別れて意見を交わしています。
このうちロシア極東地域の産業振興をテーマにした分科会では、ハバロフスクに植物工場を建設した日本企業が、現地でトマトなどを販売している事業を紹介し、ロシアの企業との緊密な連携が欠かせないと話していました。
一方、鶏肉を生産しているロシアの企業は、日本に輸出するために商社に協力を呼びかけていました。
「日ロビジネス対話」には16日午後、安倍総理大臣とロシアのプーチン大統領も出席する予定で、両国の企業が8項目の経済協力プランに沿って進めてきた60件余りのプロジェクトで合意する見通しとなっています。
-- NHK NEWS WEB