別の名目で自宅を訪れ磁石の入ったベストなどを買うよう勧誘していたなどとして、消費者庁は東京の会社に対し業務の一部を3か月間、停止するよう命じました。会社側は「異議があり、速やかに提訴する予定だ」としています。
消費者庁によりますと、東京・千代田区のジャパンライフは、100万円から480万円の磁石の入ったベストなど「家庭用磁気治療器」を販売したうえで、商品のレンタルオーナーになってもらう預託契約を交わしているということです。このなかで、別の名目で自宅を訪れて勧誘をしたり、契約する際の書面に不備があったりするなど、特定商取引法と預託法に違反する行為があったとして、消費者庁は新たな勧誘など業務の一部を3か月間、停止するよう命じました。消費者庁が預託法に基づいて処分を行うのは初めてです。
消費者庁によりますと、この会社は70の店舗を持ち、全国の消費生活センターには販売方法などをめぐって、先月10日までの2年半ほどの間におよそ400件の相談が寄せられているということです。
会社側はNHKの取材に対し、「処分については異議があり、速やかに行政訴訟を起こす予定です」と話しています。
-- NHK NEWS WEB