通信アプリ大手のLINEは、都市部に広がりだした自転車のシェアリングサービスを始めることになりました。
LINEは20日に記者会見し、自転車のシェアリングサービスを手がける中国のベンチャー企業、モバイクと提携し、来年の6月までをめどにサービスを始めることを発表しました。
提携するモバイクは、世界の200都市以上で事業を展開し、急成長しています。
日本のどの街で利用できるようにするかはこれから決めますが、LINEのアプリを使って自転車がどこにあるかを探すことができるようにします。
また、アプリを操作して自転車のロックを解除して、使ったあとの料金の支払いも行えるようにします。
一方、モバイクは、自転車の管理や修理、駐輪場の整備などを担います。
LINEとしては、アプリを通じて新たなサービスを提供することで、現在、国内に7100万人いる利用者をさらに増やしたい考えです。
LINEの出澤剛社長は「自転車は誰でも使える乗り物で、今後、外国人観光客の利用も期待される。このサービスで新しい移動の形を作りたい」と話しました。
自転車のシェアリングサービスは、スマートフォンを操作して利用することが多いため、NTTドコモやソフトバンクが都市部でサービスを始めています。
また、フリマアプリを手がけるメルカリもサービスを始めると表明し、広がりを見せています。
-- NHK NEWS WEB