21日午前、東京・千代田区の日本経済新聞社の本社ビルのトイレの個室から火が出て、中にいた男性が死亡しました。現場は一般の人も出入りできる場所だということで、警視庁が詳しい状況を調べています。
21日午前11時前、東京・千代田区大手町の日本経済新聞社の本社ビルで火災が発生していると消防に通報がありました。
火が出たのは31階建てのビルの2階にある男子トイレの個室で、消防車両およそ20台が出動して1時間後に消し止められましたが、およそ20平方メートルが焼けました。
警視庁によりますと、個室の中で男性が倒れているのが見つかり、病院に運ばれましたがまもなく死亡しました。
ビルの2階には飲食店なども入っていて、一般の人が出入りできるということです。
これまでの調べで、女性の清掃員がトイレに入ったところ個室の中から何かが爆発したような音がして、その直後に火が出たということです。
警視庁が男性の身元の確認を進めるとともに、当時の詳しい状況を調べています。
現場のビルは東京消防庁の隣にあり、すぐ近くには東京メトロの大手町駅や経団連会館があり一時騒然となりました。
-- NHK NEWS WEB