中国ではことし、日本の映画が相次いで公開されて関心が高まっていて、さらに多くの作品を知ってもらおうと、日本の映画ばかり7本を紹介する催しが16日夜から上海で始まりました。
この催しは中国で映画祭などを手がける団体が企画し、ことし日本で公開された7本の映画を3日間、上海の中心部にある2つの劇場で紹介します。
16日夜は、人気漫画を原作に未来の警察を描いた「秘密 THE TOP SECRET」が上映されました。初回の1300枚のチケットは発売の翌日に売り切れるほどの人気で、作品を見た上海の会社員の女性は「とても深い意味を持つすばらしい映画だった。日本映画を楽しめるイベントがもっと増えてほしい」と話していました。
中国で外国映画を上映するには当局の許可が必要で、日本の作品は日中関係の悪化の影響を受けて去年までの3年間で2本しか一般公開されませんでしたが、ことしはアニメを中心に11本が公開され、関心が高まっています。
今回の催しを企画した団体の蔡剣平さんは、「多くの中国人が優秀な日本映画を見たいと思っている。今後、中国で日本の映画が上映される機会はさらに増えるのではないか」と話しています。
-- NHK NEWS WEB