コンビニなどで販売されたチョコレート菓子にゴムの破片が混入したおそれがあるとして、食材専門商社の正栄食品工業は、子会社の菓子メーカーがコンビニなどから委託されて製造した212万個余りを回収すると発表しました。
発表によりますと、回収されるのは、正栄食品工業の子会社の菓子メーカーが製造し、コンビニやスーパーなどで販売された7種類の商品、合わせて212万1000個です。
具体的には、コンビニのミニストップで販売された「きなこチョコクランチ 37g」、ローソンで販売された「いちごクランチチョコ 46g」、セブンーイレブンなどで販売された「ほうじ茶クランチチョコ 43g」と「フルーツクランチチョコ 35g」、西友で販売された「チョコクランチいちご 50g」、イオンで販売された「ホワイトクランチチョコ 52g」、デイリーヤマザキなどで販売された「ホワイトクランチチョコ 64g」です。
会社によりますと、今月上旬、消費者から店舗を通じて「ゴムのような破片が入っている」という連絡があり、調べたところ、工場の設備で使われていたゴムの破片が確認されたということです。
このため、会社は、ことしの春以降、同じラインで製造された菓子をすべて回収することを決めたとしていますが、今のところ、健康被害の情報は入っていないということです。
対象の商品を購入した人は、着払いで商品を返品すれば、代金相当のプリペイドカードを送るということで、問い合わせは電話番号0120−041−865で、平日の午前9時から午後5時までですが、今月の23日と24日は受け付けるとしています。
正栄食品工業は「お客様に多大なご迷惑をおかけして深くおわび申し上げます。今後は一層の品質管理の徹底・強化に努めてまいります」と話しています。
-- NHK NEWS WEB