動画配信サイト、ニコニコ動画を運営するドワンゴは、創業者の川上量生会長が新規事業の開発などに専念するとして、会長職を退任したと発表しました。
発表によりますと、ドワンゴは、21日付けで創業者の川上量生会長が代表権のある会長職を退き、代表権のない取締役の最高技術責任者に就任するということです。
川上氏は平成9年にドワンゴを設立し、平成18年には、開発したニコニコ動画のサービスを始めました。
川上氏は、現在、ドワンゴの親会社となっているカドカワの社長は続けますが、ドワンゴでは、新規事業の開発やニコニコ動画のサービス強化などに専念するため会長職を退くとしています。
今回の人事について、川上氏は「新規ビジネスやそれを支える技術の開発に一層注力していきます」というコメントを出しています。また、ドワンゴは、後任の会長職は当面、置かないということです。
ドワンゴでは、先月末に発表したニコニコ動画の新サービスをめぐって、利用者からその内容などに批判の声も出ていましたが、会社側は、今回の人事との関係はないとしています。
-- NHK NEWS WEB