アメリカの大手IT企業のグーグルを傘下に持つ持ち株会社は、17年にわたって組織を率いて世界有数の企業に育て上げたエリック・シュミット会長が来月づけで退任すると発表しました。
グーグルを傘下に持つ持ち株会社「アルファベット」は21日、エリック・シュミット会長(62歳)が来月づけで退任し、技術顧問になると発表しました。
シュミット氏は、グーグルが学生2人によって設立されて間もない2001年にCEO=最高経営責任者として迎えられ、2004年に会社をナスダック市場に上場させるなど、17年にわたって組織を率い、多くの事業を手がける世界有数の企業に育て上げました。組織の再編を受けて、2015年からは持ち株会社アルファベットの会長を務めています。
アルファベットは退任の理由を明らかにしていませんが、声明で「会社の進化にとって移行にふさわしい時期だ」などと説明しています。またシュミット会長はツイッターに「最新の科学、テクノロジー、それに慈善活動に没頭するのが待ち遠しい」と書き込みました。
-- NHK NEWS WEB