21日、東京・千代田区の日本経済新聞社の本社ビルのトイレから火が出て、なかにいた男性が死亡した火事で、現場から油の成分が検出され、ライターが落ちていたことが捜査関係者への取材でわかりました。警察はトイレに揮発性の高い油のようなものを持ち込んで火をつけた疑いがあると見て調べています。
21日午前11時前、東京・千代田区大手町の日本経済新聞社の本社ビルの2階にある一般の人も出入りできる男子トイレの個室から火が出て、なかにいた男性が死亡しました。
警視庁が現場を詳しく調べたところ、個室の中から油の成分が検出され、近くにはライターが落ちていたことが捜査関係者への取材でわかりました。さらに、ペットボトルのふたのようなものも見つかったということです。
火が出た直前には「ボン」という音が聞こえたこともわかっていて、警視庁は揮発性の高い油のようなものをトイレに持ち込んで火をつけた疑いがあると見て調べています。
一方、男性の身元は依然としてわかっていないということで、警視庁が引き続き確認を進めています。
-- NHK NEWS WEB