ことし6月、東名高速道路でワゴン車がトラックに追突され夫婦が死亡した事故をめぐり、起訴された男とは無関係の北九州市の会社経営者が男の父親だなどとするうその情報がインターネット上に書き込まれ拡散したことについて、警察は22日、書き込みに関わった可能性がある関係先を名誉毀損の疑いで捜索しました。
ことし6月、神奈川県大井町の東名高速道路でワゴン車がトラックに追突され夫婦が死亡した事故では、福岡県中間市の建設作業員、石橋和歩被告(26)が加速や減速を繰り返す危険な運転でワゴン車の走行を妨害したとして、危険運転致死傷などの罪で起訴されました。
この事故をめぐっては、ことし10月、実際は被告とは無関係の北九州市の建設会社、「石橋建設工業」について、被告の父親が経営者で被告本人も勤務しているなどとするうその情報がインターネット上に書き込まれ拡散しました。
会社にはいやがらせの電話やメールなどが相次ぎ、会社側が警察に被害届を出していました。
これを受けて警察は22日、書き込みに関わった可能性がある福岡県や大分県などの関係先数か所を名誉毀損の疑いで一斉に捜索し、パソコンなどを押収しました。
今後、書き込みをした人物を特定し、情報が拡散するまでの詳しいいきさつなどを調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB